• TEL03-5747-9280
ブログ

目がチカチカする原因は?閃輝暗点とは|ギザギザする見え方・受診の目安【医師監修】

閃輝暗点とは何か、視界がチカチカ・ギザギザする見え方や原因、危険なサイン、受診の目安を解説するカルテ風イラスト

「目がチカチカする」
「目の前にギザギザした光が見える」
「視界の一部がキラキラして見えにくい」

このような症状の原因のひとつが、閃輝暗点(せんきあんてん)です。

閃輝暗点とは、視界にチカチカ・ギザギザ・キラキラした光や模様が現れ、徐々に広がっていく一時的な視覚症状です。片頭痛の前兆としてみられることが多く、症状のあとに頭痛が起こる場合もあれば、頭痛を伴わず視覚症状だけで終わる場合もあります。

ただし、「目がチカチカする」という症状がすべて閃輝暗点とは限りません。

片目だけに症状が出る、突然視野が欠ける、見えにくさが戻らない、手足のしびれや言葉の出にくさを伴う場合などは、眼科疾患や一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞などとの区別が必要です。

この記事では、「目がチカチカする原因は何か」「閃輝暗点とはどのような症状か」「片目と両目で違いはあるのか」「何科を受診すればよいのか」を、脳神経外科の視点からわかりやすく解説します。

目がチカチカする・視界がギザギザする「閃輝暗点」とは?

閃輝暗点とは?

閃輝暗点(せんきあんてん)とは、視界にチカチカ・キラキラした光やギザギザした模様が現れ、それが数分かけて徐々に広がっていく視覚症状です。多くは5〜30分ほどで自然に改善し、その後に片頭痛が起こることがありますが、頭痛を伴わない場合もあります。

代表的な見え方には、

  • ギザギザした光が見える
  • 稲妻のような光が見える
  • キラキラ・チカチカする
  • 万華鏡のような模様が見える
  • 視界の一部が見えにくくなる

などがあります。

片頭痛に伴う典型的な閃輝暗点は、眼球そのものではなく、脳で視覚情報を処理する経路の一時的な変化によって起こると考えられています。

そのため、目を閉じても光が見えたり、片目ずつ隠して確認しても同じ側の視野に症状を感じたりすることがあります。

一方で、「光が見える」「目がチカチカする」という症状は網膜や硝子体など目の病気でも起こります。見え方だけで自己判断しないことが大切です。

頭痛を伴う場合・伴わない場合

症状のタイプ特徴受診の考え方
頭痛を伴う型視覚症状のあとに片頭痛が起こることがある初めて、いつもと違う、症状が長い場合は相談
頭痛を伴わない型チカチカ・ギザギザだけで終了することがある頭痛がないことだけで危険とはいえない。ただし初発や普段と異なる場合は他疾患との鑑別が必要

頭痛を伴わない「前兆のみの片頭痛」もあります。大切なのは、頭痛の有無だけではなく、症状の始まり方・持続時間・片目か両目か・他の神経症状の有無を確認することです。

閃輝暗点の見え方|視界が目がチカチカ・ギザギザする理由

閃輝暗点の見え方には個人差がありますが、典型的には突然完成した症状が現れるというより、小さな光や模様が徐々に広がっていくという特徴があります。

視界がギザギザする(ギザギザした光が見える)

最も典型的な症状です。稲妻や城の石垣のようなギザギザした光の線が現れ、少しずつ外側へ広がっていきます。

目の前がチカチカする

光が点滅しているように見えたり、強い光を見たあとの残像のようなチカチカが続いたりすることがあります。

視界がキラキラする(キラキラが見える)

万華鏡を覗いているような、光の粒が舞うように見えます。

視界の一部が見えにくくなる(暗点)

光の模様が広がった後、その部分だけ文字が読みにくくなったり、人の顔の一部が見えにくくなったりすることがあります。このような見えにくい部分を暗点と呼びます。

目を閉じても見えることがある

閃輝暗点は目ではなく脳の視覚をつかさどる部分で起こる現象です。そのため、目を閉じても光が見えたり、左右どちらの目で見ても同じ場所に症状が現れたりすることがあります。

閃輝暗点は片目?両目?

「片目だけなのか、両目なのか」は、目がチカチカするときに確認したい大切なポイントです。

閃輝暗点では、本人は「右目に見える」「左目に見える」と感じていても、実際には両目で見たときの同じ側の視野に症状が出ていることがあります。

症状が出ているときに安全な場所で、

右目を隠す → 左目を隠す

と片目ずつ確認すると、受診時に症状を説明しやすくなります。

一方で、

本当に片目だけに光が走る
片目だけ急に見えなくなる
カーテンがかかったように視野が欠ける

といった症状では、網膜や視神経、一過性黒内障など別の病気を考える必要があります。

▶ 関連記事:急に目がぼやける・片目だけ見え方がおかしいのは脳梗塞の前兆?

閃輝暗点の見え方を時系列で解説した図解。0分から20〜30分にかけて、視界に小さな光が現れ、ギザギザした光が広がり、視界の一部が欠ける(暗点)状態を経て自然に改善する流れや、チカチカ・ギザギザ・キラキラといった代表的な見え方の特徴を紹介している。

【こんな症状は要注意!すぐに脳神経外科へ】

  • 症状が数十分(20分〜1時間)続いている
  • 閃輝暗点が消えた後に、ズキズキとした激しい片頭痛を伴う
  • 40歳以降に初めて症状が出た、または頻繁に再発するようになった
  • 症状が治まっても、手足のしびれやろれつ障害を伴う

目がチカチカする原因は?閃輝暗点・目の病気・脳の病気

「目がチカチカする=閃輝暗点」とは限りません。

チカチカの見え方、片目か両目か、突然か徐々にか、どのくらい続くかによって考えられる原因は異なります。

① 片頭痛に伴う閃輝暗点

目がチカチカ・ギザギザする原因として代表的なのが、片頭痛に伴う視覚性前兆(閃輝暗点)です。

脳の視覚をつかさどる領域で神経活動の変化がゆっくり広がることで、視野の中の光や模様も徐々に変化して見えると考えられています。

症状が治まったあとに、

  • ズキズキする頭痛
  • 吐き気
  • 光がつらい
  • 音がつらい

などの片頭痛症状が続くことがあります。

ただし、閃輝暗点のあとに必ず頭痛が起こるわけではありません。

▶ 頭痛と吐き気が同時に起こるのはなぜ?原因と危険なサイン・受診の目安

② 光視症・網膜など目の病気

目の中に実際にはない光を感じる「光視症」でも、「目がチカチカする」「光が走る」と感じることがあります。

特に、

  • 片目だけに光が見える
  • 視界の端に稲妻のような光が走る
  • 飛蚊症が急に増えた
  • カーテンのように視野が欠ける

といった場合には、網膜裂孔や網膜剥離など眼科疾患との鑑別が必要です。

このような場合は眼科への受診が重要です。

③ 一過性脳虚血発作(TIA)・脳梗塞

TIAや脳梗塞でも、見え方の異常が起こることがあります。

閃輝暗点では、光やギザギザなどの「見えるものが増える」症状が徐々に広がることが典型的ですが、脳血管障害では、

突然視野が欠ける
突然見えなくなる
片側の手足が動かしにくい
言葉が出ない・ろれつが回らない

などがみられることがあります。

ただし、実際には症状が重なることもあり、見え方だけで完全に区別することはできません。

特に初めての症状や、いつもと明らかに違う症状では医療機関での評価が重要です。

④ その他の病気

頻度は高くありませんが、てんかんなどの神経疾患や、脳の病変によって視覚症状が現れることもあります。

同じ症状を短期間に何度も繰り返す、これまでと違う症状に変わった、視覚症状以外の神経症状を伴う場合には、一度医療機関へ相談してください。

閃輝暗点の主な原因をまとめたカルテ風図解。片頭痛、脳の神経活動の変化、一過性脳虚血発作(TIA)・脳梗塞、脳腫瘍などのその他の病気をイラスト付きで比較し、それぞれの特徴や注意点を分かりやすく紹介している。

閃輝暗点を引き起こしやすい誘因

閃輝暗点を伴う片頭痛では、生活の中のさまざまな要因が発作のきっかけとなることがあります。

ただし、何が誘因になるかは人によって異なります。

主な誘因

閃輝暗点の主な誘因をまとめたカルテ風図解。ストレスや緊張からの解放、睡眠不足・寝過ぎ、空腹・脱水、強い光やパソコン・スマートフォンの使用、女性ホルモンの変化、飲酒や一部の食品など、日常生活で閃輝暗点のきっかけとなりやすい要因をイラスト付きで分かりやすく紹介している。
誘因起こりやすい場面
ストレス・緊張からの解放忙しい仕事が終わった休日や、緊張がほぐれたとき
睡眠不足・寝過ぎ睡眠リズムが乱れた日
空腹・脱水食事を抜いたとき、水分不足のとき
強い光・画面の見過ぎ日差し、スマートフォン、パソコン作業
女性ホルモンの変化月経前後、更年期など
飲酒や一部の食品アルコールや、個人によってはチョコレート・チーズ・赤ワインなど

日頃からできること

症状が繰り返す方は、

いつ起こったか
何時間眠ったか
食事をとっていたか
頭痛を伴ったか
何分続いたか

などを記録しておくと、受診時の診断や自分の誘因を探す手がかりになります。

長時間のパソコン・スマートフォン作業では適度に休憩し、睡眠・食事・水分補給など生活リズムを整えることも大切です。

▶ 関連記事:強い光で頭痛がする原因は?まぶしさ・画面・蛍光灯で悪化する理由

頭痛がない閃輝暗点は危険?

閃輝暗点は片頭痛の前兆(前兆を伴う片頭痛)として起こることが多い症状ですが、すべての人が頭痛を伴うわけではありません。

実際には、目がチカチカした・ギザギザが見えたあとに頭痛が起こらない「頭痛を伴わない閃輝暗点(前兆のみの片頭痛)」もあります。

この場合、すぐに脳梗塞というわけではありません。

片頭痛では、視覚性前兆だけが起こり、そのあとに頭痛が起こらないことがあります。
つまり「頭痛がない」という理由だけで、危険な閃輝暗点と判断することはできません。

ただし、頭痛がない場合は片頭痛以外の病気との区別が難しくなることがあります。

特に、

40歳以降に初めて起こった
突然、視野が欠けた
キラキラではなく見えない部分だけが現れた
症状がいつもより明らかに長い・短い
これまでの閃輝暗点とパターンが変わった

といった場合には、TIAなど他の病気を除外するための診察が重要です。

一過性脳虚血発作(TIA)との違い

TIAとは、脳の血流が一時的に低下することで起こる脳梗塞の前兆です。

典型的な閃輝暗点では、

チカチカ・ギザギザなどの光が現れ、数分かけて徐々に広がる

という経過がみられます。

一方、TIAなどの脳血管障害では、

症状が突然始まる
視野の一部が突然見えなくなる
片目が突然暗くなる

といった「見えない」症状がみられることがあります。

ただし、この違いだけで診断することはできません。

このような症状を伴う場合は救急受診を

視覚症状に加えて、

  • 顔や手足の麻痺・しびれ
  • ろれつが回らない
  • 言葉が出ない・理解できない
  • 急に二重に見える
  • 強いふらつき
  • 意識がおかしい

などが突然起こった場合は、脳卒中の可能性があります。

症状が一度治ったとしても、救急受診を検討してください。が現れた場合は、様子を見ずに119番通報または救急外来を受診してください。

閃輝暗点と脳梗塞の違いを比較したカルテ風図解。閃輝暗点は症状が徐々に広がり、20〜30分程度で改善することが多く、ギザギザした光や頭痛を伴う場合がある一方、脳梗塞では症状が突然始まり、視野欠損が持続し、手足のしびれ・麻痺やろれつが回らないなどの神経症状を伴うことがある。

頭痛がなくてもMRI・MRAで確認することが大切

頭痛を伴わない閃輝暗点の多くは片頭痛によるものですが、初めての症状やいつもと違う見え方、症状が1時間以上続く場合、繰り返し頻繁に起こる場合には、脳や血管に異常がないことを確認することが大切です。

MRI検査では脳梗塞や脳腫瘍などの有無を、MRA検査では脳の血管の狭窄や動脈瘤などを確認できます。

特に40歳以降で初めて閃輝暗点が現れた場合や、頭痛を伴わない症状が続く場合は、一度脳神経外科で相談することをおすすめします。

目がチカチカするときは何科?眼科?脳神経外科?

「目がチカチカするから眼科?」と思われる方も多いかもしれません。

しかし、閃輝暗点の多くは目そのものではなく、脳の視覚をつかさどる後頭葉で起こる現象です。そのため、脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)、脳腫瘍など、脳の病気が隠れていないかを確認することが重要になります。

特に初めて症状が現れた場合や、頭痛を伴わない場合、40歳以降に発症した場合には、一度脳神経外科でMRI・MRA検査を受けることが勧められます。

こんな症状は何科?

症状まず受診したい診療科主に確認する病気
視界がチカチカ・ギザギザする脳神経外科閃輝暗点・片頭痛・TIA・脳梗塞など
視界の一部が見えない、症状が1時間以上続く脳神経外科(早めの受診)脳梗塞・脳腫瘍・TIAなど
目の痛み・充血・飛蚊症・視力低下眼科緑内障・網膜剥離・硝子体疾患など
閃輝暗点で脳神経外科を受診すべき理由を解説したカルテ風図解。脳神経外科と眼科で対応する症状の違いを比較し、MRI・MRA・神経学的診察で確認できる内容や、初めての症状、頭痛を伴わない場合、40歳以降の発症では脳や血管の病気を除外するための精密検査が重要であることを紹介している。

脳神経外科で行う主な検査

MRI:脳梗塞、脳腫瘍など脳の病気を確認
MRA:脳の血管の狭窄や動脈瘤などを確認
神経学的診察:麻痺や視野障害などの有無を確認

これらの検査により、閃輝暗点なのか、それとも脳の病気が隠れているのかを総合的に判断します。


【あわせて読みたい関連記事】
「キラキラ」ではなく「急に視界がぼやける」「片目だけ見えにくい」といった症状がある場合は、脳梗塞の切迫したサイン(TIA)の可能性がより高まります。 ▶ 急に目がぼやける・片目だけ見え方がおかしいのは脳梗塞の前兆?【医師監修】

目がチカチカするとき、早めに受診したい4つのサイン

① 初めて起こった・これまでと見え方が違う

過去に同じような閃輝暗点を繰り返している場合と、初めて起こった視覚症状では意味が異なります。

特に40歳以降で初めて視覚性前兆のような症状が起こった場合は、他の原因がないか確認することが大切です。

年齢だけで脳血管障害と判断することはできませんが、初発の場合は片頭痛以外の病気も含めた評価が必要です。

② 突然見えなくなった・片目だけ見えにくい

典型的な閃輝暗点は、光や模様が徐々に広がっていくことが多い症状です。

それに対して、

突然視野が欠けた
片目が急に暗くなった
見えない状態が戻らない

場合には、眼科疾患や脳血管障害などを考える必要があります。

③ 症状が長く続く・普段と明らかに違う

頭痛を伴わない閃輝暗点そのものは珍しいものではありません。

一方で、いつもの症状より長く続く、完全に元に戻らない、短期間にパターンが大きく変わった場合には、医療機関へ相談してください。

④ 手足のしびれ、ろれつが回らない等の症状を伴う

視覚症状と同時に、

片側の手足に力が入らない
顔がゆがむ
言葉が出ない
ろれつが回らない

などが突然起こった場合は、脳卒中を疑う重要な症状です。

様子を見ず、救急受診を検討してください。

当院の対応|必要に応じて当日MRI・MRA検査

当院では、MRI(核磁気共鳴画像法)とMRA(脳血管撮影)検査を当日中に実施できる体制を整えています。

  • MRI検査: 過去の無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)や、脳腫瘍などの病変がないかを確認します。
  • MRA検査: 脳の血管に動脈硬化による狭窄がないかを立体的に確認します。

もし異常が見つからなかった場合でも、「脳は大丈夫です」という診断結果を得ることは患者様にとって最大の安心につながります。

当院の即日診断についてはこちらをご覧ください⇒MRI当日検査で「当日結果がわかる」即日診断

9.よくある質問(FAQ)

目がチカチカするのは閃輝暗点ですか?

目がチカチカする原因のひとつが閃輝暗点ですが、すべてが閃輝暗点ではありません。

光視症、網膜疾患など目の病気や、まれに脳血管障害などでも似た症状が起こります。

ギザギザした光が徐々に広がるのか、片目だけなのか、突然見えなくなるのかなど、症状の特徴が重要です。

閃輝暗点とはどんな症状ですか?

視界にチカチカ・キラキラした光やギザギザした模様が現れ、徐々に広がっていく一時的な視覚症状です。

片頭痛の前兆として起こることが多く、その後に頭痛が起こる場合と起こらない場合があります。

頭痛がない閃輝暗点は危険ですか?

頭痛を伴わない片頭痛の前兆もあります。

そのため「頭痛がない=危険」とは限りません。

ただし、初めての症状、40歳以降での初発、突然の視野欠損、普段と異なる症状などでは、TIAなど他の病気との鑑別が必要になります。

閃輝暗点はどれくらい続きますか?

典型的な片頭痛の前兆では、視覚症状は数分かけて徐々に広がり、5〜60分程度の範囲に収まることが多いとされています。

症状が長く続く場合や、完全に元へ戻らない場合には医療機関へ相談してください。

閃輝暗点は片目だけに起こりますか?

典型的な視覚性前兆では、脳の視覚経路の変化によって症状が起こるため、片目ずつ隠しても同じ側の視野に症状を感じることがあります。

本当に片目だけに症状が出ている場合は、網膜・視神経など目の病気や一過性黒内障などとの鑑別が必要です。

ストレスや睡眠不足でも閃輝暗点は起こりますか?

片頭痛のある方では、睡眠不足や生活リズムの変化、ストレス、強い光などが発作の誘因になることがあります。

自分の症状がどのような状況で起こるのかを記録しておくと、誘因を見つける手がかりになります。

閃輝暗点が起きたときはどう対処すればよいですか?

暗く静かな場所で休み、強い光やスマートフォンなどの刺激を避けましょう。

通常は20〜30分ほどで改善しますが、症状が1時間以上続く場合や、手足のしびれ、ろれつが回らない、激しい頭痛などを伴う場合は、救急受診を検討してください。

閃輝暗点が出た日は運転しても大丈夫ですか?

症状が出ている間は視界が見えにくくなるため、運転や自転車の運転は避けてください。

症状が完全に改善するまで安全な場所で休みましょう。

目がチカチカするときは眼科と脳神経外科のどちらに行けばいいですか?

片目だけの光、飛蚊症の急な増加、カーテン状の視野欠損などがある場合は眼科が重要です。

一方、ギザギザした光が徐々に広がる、片頭痛を伴う、初めての症状で脳の病気が心配、手足のしびれや言葉の異常を伴う場合などは、脳神経内科・脳神経外科での評価が必要になることがあります。

麻痺や言葉の異常などが突然起こった場合は救急受診を検討してください。

目がチカチカするときは「見え方・片目か両目か・時間」を確認

「目がチカチカする」
「視界にギザギザした光が見える」

このような症状の代表的な原因のひとつが閃輝暗点です。

典型的な閃輝暗点では、チカチカ・ギザギザした光が徐々に広がり、その後に片頭痛が起こることがあります。ただし、頭痛が起こらない場合もあります。

大切なのは、

どのように始まったか
片目か両目か
どのくらい続いたか
完全に元へ戻ったか
手足のしびれや言葉の異常を伴っていないか

を確認することです。

目の症状だからといって、必ずしも目だけが原因とは限りません。一方で、すべてのチカチカが脳の病気というわけでもありません。

初めての症状や、これまでと違う見え方、症状が続く場合には、自己判断せず医療機関へご相談ください。

監修医師プロフィール

監修:林 祥史 院長
私立灘高校卒/東京大学医学部医学科卒
けやき脳神経リハビリクリニック 院長 (東京都 目黒区)

資格・所属学会
【資格】 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医、日本脳血管内治療学会認定 脳血管内治療専門医

【所属学会】 日本脳神経外科学会、日本脳血管内治療学会、日本脳卒中学会、日本リハビリテーション医学会、日本頭痛学会、日本めまい平衡医学会、American Academy of Family Physicians、Cambodian Medical Association

本記事の内容について、より詳しく知りたい、または症状が改善しない場合は、お気軽に当院までご相談ください。