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脳ドック・健診

脳ドックとは

脳ドックは、脳の病気、特に脳卒中を早期に発見し、予防するための専門的な健康診断です。MRIやMRAといった画像検査を中心に、頸動脈エコー検査や血液検査などを組み合わせることで、脳の状態を詳しく調べます。

当院の脳ドックは受診者様目線で考えた、わかりやすい説明と丁寧なアフターフォロー。他にはない心のこもった脳ドックを目指しています。


脳ドックが必要な3つの理由

脳の健康を守るために今すぐできること

「脳ドック」という言葉は聞いたことがあるけれど、なぜ必要なの?

1. 自覚症状がないまま進行する脳疾患

脳の病気は初期には自覚症状がないことが多く、気づいた時には重症化していることがあります。脳卒中もその一つです。

2. 脳卒中、身近な脅威

脳卒中は、日本人の死亡原因の上位を占める、身近な病気です。4人に1人が経験すると言われています。

3. 高血圧糖尿病との関連

脳卒中は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と深く関連しています。これらの病気をお持ちの方は、特に注意が必要です。


人生100年時代:脳の健康

脳卒中は突然やってくる。4人に1人という身近なリスク

脳卒中は、突然襲いかかる恐ろしい病気です。しかし、MRIMRAなどの最新の検査機器を用いた脳ドックで、早期発見早期治療が可能となり、そのリスクを大幅に減らすことができます。

当院では、脳卒中をはじめとする、脳腫瘍認知症などの様々な脳の病気早期発見できるよう、脳ドックメニューをご用意しています。複数の検査を組み合わせることで、病気のリスクをより正確に診断し、あなたに合った予防策をご提案します。

当院の院長は脳卒中についても専門としてきた日本脳神経外科学会認定専門医ですので安心です。 →→→ 院長について

脳ドックでわかること

頭部MRI検査

実質の状態を詳細に観察し、脳腫瘍脳萎縮の程度、無症候性脳卒中(症状のない脳梗塞微小出血)などを発見します。

頭部・頸部MRA

脳や頚部の血管の状態を詳しく調べ、脳動脈瘤や血管の狭窄閉塞などの異常を早期に発見します。

頸動脈エコー検査

首の動脈である頸動脈の狭窄や動脈硬化を調べます。

血液検査やその他の検査

高血圧脂質異常症糖尿病などのリスク因子を評価することで、より総合的脳の健康を評価します。

MRI検査でわかる!あなたの脳のサイン

未破裂脳動脈瘤

【画像】動脈瘤MRA

脳の血管がコブ状に膨らんだ状態を未破裂脳動脈瘤と言います。破裂するとくも膜下出血を引き起こす危険性があります。

治療: 血管内治療や開頭手術といった予防治療を検討します。

症状: 多くの場合は無症状ですが、大きな動脈瘤では、眼瞼下垂や複視などの症状が現れることがあります。

頭蓋内動脈狭窄

【画像】動脈狭窄MRA

動脈硬化により、脳の血管が狭くなる病気です。脳梗塞のリスクが高まります。

治療: 狭窄の程度や症状によって、薬物治療や血管内治療などが行われます。

症状: 狭窄が進むと、脳梗塞を起こし、半身麻痺や言語障害などの症状が現れることがあります。

無症候性脳梗塞

【画像】MRI無症候性脳梗塞

MRI画像に脳梗塞の痕跡が見られるものの、自覚症状がない状態です。

リスク: 脳卒中発症のリスクが高まるため、生活習慣の改善が重要です。

原因: 脳の小さな血管が詰まることが主な原因です。

大脳白質病変

【画像】大脳白質病変MRI

脳の血流が減少することで起こる慢性的な脳虚血が原因の病気です。

リスク: 脳卒中発症のリスクが高まります。

症状: 初期には自覚症状がないことが多いですが、進行すると認知機能の低下や運動機能障害が現れることがあります。

脳微小出血

【画像】脳微小出血MRI

脳内の小さな血管が破れて出血する状態です。

原因: 高血圧などが主な原因です。

症状: 多くの場合、無症状ですが、高血圧や脳出血のリスク因子となります。

脳萎縮

【画像】萎縮画像MRI

脳が徐々に縮んでいく状態です。萎縮の進行や程度は人によって異なり、脳の部位によっても違いがあります。脳の萎縮の程度や範囲、部位、症状を調べることで、認知症の可能性を判断できます。

症状: 進行すると、認知機能の低下や運動機能障害が現れることがあります。

原因: 加齢や脳血管疾患などが原因です。

当院では、AIを使った新しい脳の健康評価プログラム『MVision health』を導入しております。これは、脳のMRI画像をAIで分析し、数値として示す検査です。脳の萎縮や血管の変化がわかります。

頸動脈狭窄症

【画像】頸動脈狭窄MRA

首の動脈である頸動脈が狭くなる病気です。動脈の壁に脂肪の塊(プラーク)がたまると、血流の流れが狭くなるます。

症状: 脳梗塞を起こす可能性があります。

原因: 動脈硬化が主な原因です。


いとうあさこが『隠れ病』明かす

脳ドックを受ける5つのメリット

  • 脳卒中や脳腫瘍を早期発見! あなたの未来を守る第一歩
  • 治療のゴールデンタイムを逃さない! 早期治療で回復を早める
  • 認知症のリスクを下げる! 明るい未来のために
  • 生活習慣の見直しで、健康的な毎日を! 医師のアドバイスで、あなたに合った生活へ
  • 家族も安心! あなたの健康を守ること、それが家族への最高のプレゼント

脳ドック:こんな方におすすめ

  • 脳の病気を早期発見したい方
    • 自覚症状がないうちに、病気を見つけることができます。
    • 早期発見は、治療効果を上げることにつながります。
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常、動脈硬化の診断を受けたことがある方
    • これらの病気は、脳卒中などのリスクを高める要因となります。
    • 定期的な検査で、脳の健康状態をチェックしましょう。
  • 飲酒や喫煙の習慣がある方
    • 過度の飲酒や喫煙は、脳の血管にダメージを与える可能性があります。
    • 脳ドックで、脳の健康状態を確認しましょう。
  • 家族に脳の病気にかかったことがある方
    • 家族歴は、脳の病気のリスクを高める可能性があります。
    • 早めの検査で、安心を得ましょう。

40歳以上の方へ

40歳を過ぎると、脳卒中などの脳血管疾患のリスクが高まります。自覚症状がないうちに病気が進行している可能性もあるため、脳ドックで定期的に脳の健康をチェックすることをおすすめします。

受診頻度について

  • 異常がない場合: 2~3年に一度
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常、過度の飲酒、喫煙の習慣がある方、家族に脳の病気の人がいる場合: 1~2年に一度

脳ドックは、脳の健康を守るための大切な検査です。ご自身の状況に合わせて、定期的な受診をご検討ください

MRI検査が不安な方へ

当院では、検査時間を短くし、閉塞感を和らげる、音を和らげるために努力しています。一度、スタッフへご相談ください。


保険診療と脳ドックの違い

脳ドックは特に症状はないものの、さまざまな検査・評価を希望される方のメニューとなります。一方でもの忘れやしびれなど、何か症状がある方は保険診療にて対応することが可能です。保険診療を受けたうえで、さらに希望で脳ドックのメニューを追加することも可能ですので、まず保険診療を受けた上でお気軽にお尋ねください。

当院の脳ドックの特徴

医師との2人3脚で始める脳の健康チェック

当院の脳ドックでは、すべてのコースにおいて、ただ検査結果を郵送するのではなく、脳神経外科専門医である院長が、あなたの検査結果を詳しく解説します。

  • 「この画像が何を意味するのか?」
  • 「将来、どのような病気にかかるリスクがあるのか?」
  • 「日々の生活で気を付けることはあるのか?」

このような疑問に、専門医がわかりやすく丁寧に答えます。異常が見つかった場合のフォローも、当院で引き続き保険診療にて行うことが可能ですので、他院を探す手間がなく安心です。

※ご要望にお応えして、結果後日郵送のコースもご用意しています。

なぜ医師との会話が大切なのか?

  • 画像の結果を正しく理解できる:書面ではわかりにくいことも、直接医師に説明してもらうことで、より深く理解することができます。
  • 心配なことを気軽に相談できる:医師は、健康に関する悩みを解決するために存在します。些細なことでも、気になることがあれば、遠慮なく医師に相談できます。
  • 専門医による丁寧な説明:専門医が、難しい医学用語を使わずに、脳の状態をわかりやすく説明してくれます。
  • 病気の早期発見:もし、病気が見つかった場合、早期に治療を開始することで、より良い治療効果が期待できます。
  • 安心できる: 医師に直接質問できるから、不安なく検査を受けられます。
  • 健康な生活を送るためのアドバイスがもらえる: 結果に合わせて、生活習慣を見直すためのアドバイスをもらえます。
  • オーダーメイドの健康アドバイスとは?
    ・検査結果に基づいた、あなただけの健康管理プランを作成。
    ・生活習慣の改善点など、具体的なアドバイスを行います。

当院のMRI装置

当院では、先進モデルの1.5テスラMRIを導入し、高画質かつ静かな検査環境を実現いたしました。AI技術の活用により、従来よりも短時間で、より詳細な脳画像を取得することが可能になりました。  →→→ 当院のMRIへ


脳ドックが受けられない方

  • 心臓ペースメーカーを埋め込まれている方
  • 金属製(MRI非対応)の人工弁や人工内耳、人工耳小骨の手術を受けた方
  • 神経刺激装置や除細動装置、骨成長刺激装置を使用している方
  • 磁力で取り付ける義眼や義歯を使っている方

体内に金属があっても、金属の種類によっては検査ができます(例えば、四肢の骨折の固定など)。お気軽にご相談ください。

脳ドック:メニューと料金

項目備考スピーディー脳ドックベーシック脳ドック
(旧:シンプルコース)
プレミアム脳ドック エグゼクティブ脳ドック 
概要所要時間約40分
結果は後日郵送の簡易コースです。
脳神経外科専門医による評価を当日受けられます。
脳血管MRA、頸部血管MRA、頸椎MRI(矢状断)も含めて評価いたします。
脳ドック学会推奨項目を網羅しています。
脳卒中や認知症リスク評価のための項目も含めた当院お勧めのコースです。
脳ドックに人間ドック項目も兼ねたコースです。
がん検診(採血・DWIBS)、循環器(心エコー、ホルター心電図)、体力測定等を実施致します。
所要時間受付から会計まで40分1時間2時間9時~15時 (昼休憩含む)
費用15,000円19,800円 49,600円186,800円
問診・診察脳MRI結果説明と
同時に行います
〇(問診のみ)
認知症
聞き取り検査
45歳以上及び気になる方に行います(NCGG-FAT)
身体測定身長・体重・血圧・脈拍
視力・聴力検査
心電図12誘導心電図
ホルター心電図在宅型ホルター心電図
(後日郵送)
血圧脈波検査血管のつまりや硬さ、
血管年齢測定を行います
採血、
尿検査
血算、生化学、血糖、
HbA1C、脂質、尿酸、
肝機能、腎機能、尿検査
採血、
尿検査
便検査
膵臓、鉄代謝、筋酵素、
甲状腺、腫瘍マーカー
(CEA, CA19-9,
<男性>PSA,
<女性>CA125)、
尿沈査、胃がんリスク
評価、便潜血(2回)
脳MRI、脳MRA
頚部MRA
脳MRI、脳MRA
頸部MRA、
頸椎MRI
(矢状断)
DWIBSMRIによる全身の
がん検診
脳萎縮標準評価VSRAD (50歳以上)
脳萎縮AI評価
M Vision (何歳でも可)
胸部レントゲン1枚
頸部エコー
心エコー
体組成測定InBody
筋力
有酸素運動
能力測定
握力、下肢筋力、バイク
動作解析
(歩行)
歩行・立ち上がりを
マーカーレス動作解析
にて評価
骨密度手のレントゲンにて測定
栄養指導栄養士によるオンライン
栄養指導(後日)
ランチクーポン近隣レストランで利用
可能なランチクーポン

エグゼクティブ脳ドックには、腹部エコー・胸部CT・上下部内視鏡検査は含まれません。

当院独自のオプションについてのご説明

  • 動作解析(歩行・立ち上がり) 1,500円  

  当院ではマーカーレス動作解析装置AKIRAを導入しております。
  歩行動作や立ち上がりを数値的に評価することができ、改善点についてリハビリ専門家
  (理学療法士もしくは作業療法士)がご説明いたします。

・ 栄養指導   1,500円

栄養指導は問診内容および採血結果を元に、オンラインにて行います。自宅からお受けいただくか、当院でお受けいただくか選べます。

・脳萎縮AI解析(MVision)9,800円 

当院で撮像された頭部MR画像であれば追加にて人工知能(AI)解析に出すことが可能です。将来、認知機能が低下するリスクが高い状態かを測定します。

・その他、DWIBS検査、在宅型ホルター心電図については別途お問い合わせください。

その他の項目についてもオプション対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

脳ドック:受診の流れ

01.予約

お電話またはWEB予約よりお申し込みください。
コースをお伺いし、日程のご予約をお取りします。
WEB問診、もしくは当日来院後に問診票にご記入ください。

02.検査

必要に応じ検査着にお着替えしていただきます。
検査前にチェックなどを行い、MRIなどの検査を行います。

03.診察・結果説明

医師による対面、もしくはオンラインでの診察および結果説明を行います。
どちらがご希望か予約時、もしくは来院時にお選びください。

04.お会計

受付でお会計していただいたら終了となります。キャッシュレス決済にも対応しております。

05.結果報告書を送付

後日、最終の詳細な検査結果「結果報告書」を郵送いたします。

脳ドックの詳細を見る 脳ドックプランを確認する 今すぐ予約する 電話で問い合わせる


検査当日のお願い

  • 採血検査がある場合は、9時間以内は食事摂取は控えてください。飲水は可能です。
  • MRI検査については、飲食の制限はありません。
  • マグネットネイルやジェルネイル、金属の飾りがあるネイルは避けてください。
  • カラーコンタクトレンズは金属成分が含まれていることがあるため、検査前に外してください。カラーコンタクトレンズは付けずに来院するか、コンタクトケースを持参してください。
  • その他、気になることがございましたら係の者にお伝えください。

健診について

当院では区民健診、雇い入れ健診、その他各種健診を受け入れております。詳細はこちらのページをご参照ください。検査項目など当院でできる検査についてご心配な場合は、お気軽にお電話にてご相談ください。

よくある質問

予約なしでも受診可能ですか?

脳ドックは予約制となります。当ホームページにある予約フォーム、またはお電話にてご予約ください。

脳ドックで被ばくの心配はありますか?

MRI検査はレントゲンと異なり、放射線を使わないので被ばくの心配はありません。しかし、強い磁力を使うため、体内に金属があるかどうかの確認や、検査室に入る前の注意事項があります。

脳ドックで異常が見つかった場合の対応はどうなりますか?

脳ドックの結果、治療やリハビリ、生活習慣の改善が必要な場合は、診察時に治療の進め方を詳しく説明いたします。当院では脳神経外科・内科の保険診療も行っておりますので、その後のフォローも安心して通院いただくことが可能です。当院では対応できない疾患や、手術が必要な病気が見つかった場合は、提携している病院に責任をもってご紹介いたします。

刺青をしていますが、受診可能ですか?

MRIは強い磁場と電磁波を使って画像を作成します。入れ墨やアートメイクには金属成分が含まれていることがあり、まれに電流が発生して熱を持ち、火傷や変色のリスクがあります。しかし、金属の量は少ないため、検査は可能ですが、安全のために事前にお知らせください。

検査中は緊急用のブザーをお持ちいただきます。入れ墨やアートメイクの部分に違和感や熱、痛みを感じた場合は、ブザーを押してお知らせください。安全のため、検査を中止することもあります。

閉所恐怖症です。何か薬の使用は行っていただけますか?

はい、当院では内服で不安を和らげるお薬をお飲みいただいた上で、検査を受けていただくことが可能です。点滴での鎮静剤はリスクを考慮して対応しておりません。その他、「ヘッドホン」や「耳栓」をご用意しています。また、金属部分にないアイマスクを持参していただいても大丈夫です。検査技師はこの点を考慮し、負担を軽くする工夫をしています。不安がある場合は、遠慮なくお知らせください。受診者さまの状況を最優先に、安全で安心な検査を行います。

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