脳神経のクリニックが「メディカルダイエット外来」を始める理由


けやき脳神経リハビリクリニックでは、2024年に開院以来、脳神経外科専門医である院長を中心に、頭痛、しびれ、めまい、もの忘れなど、脳や神経に関わる症状の診療に力を入れてきました。
MRIなどを活用して病気を早期に発見すること。
脳卒中などの病気を発症した方には、適切な治療とリハビリテーションを提供すること。
そしてもう一つ、私たちが大切にしてきたのが、
「脳の病気を予防すること」
です。
脳卒中は、突然起こる病気というイメージがあるかもしれません。
しかし、その背景には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、運動不足など、長年の生活習慣に関係するさまざまなリスク因子があります。
そのため当院では、脳の検査をするだけでなく、血圧や血糖、脂質などを適切に管理し、生活習慣を改善することも脳神経診療の大切な一部として取り組んできました。
予防医療を、もう一歩先へ。
そうした診療を続ける中で、私たちは一つの課題を感じていました。
それが、
「肥満に対して、もっとできることがあるのではないか」
ということです。
血圧が高ければ、血圧を治療する。
血糖が高ければ、血糖を管理する。
コレステロールが高ければ、脂質を管理する。
もちろん、それぞれを適切に治療することは非常に重要です。
しかし、その背景に肥満や生活習慣の問題がある場合、体重を含めた生活習慣そのものに働きかけることで、より総合的な健康改善につなげられる可能性があります。

そこで私たちは、これまで行ってきた脳卒中予防・生活習慣病管理をさらに一歩進めるために、
「メディカルダイエット外来」
を始めることにしました。(当院で行うメディカルダイエットは「自費診療」となります。)
「痩せること」が目的ではありません。
私たちが目指しているのは、単に体重の数字を減らすことではありません。
体重を適正化することで、
血圧を改善する。
血糖や脂質を改善する。
脂肪肝などの改善につなげる。
身体を動かしやすくする。
そして、将来の脳卒中や生活習慣病のリスクを減らしていく。
つまり、
「痩せるための医療」ではなく、健康になるための減量治療。
これが、けやきの考えるメディカルダイエットです。
新しい治療薬が、できることを広げてくれました
近年、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬など、肥満・体重管理に関連する薬物療法は大きく進歩しています。
これまで食事や運動に取り組んでも十分な減量が難しかった方にも、医学的な治療を組み合わせることで、より効果的な体重管理を目指せるようになってきました。
一方で、私たちは「注射をすれば痩せられる」という医療にはしたくありません。
薬は、あくまで選択肢の一つです。
薬だけに頼らない。一人で頑張らせない。
肥満の背景には、食事だけでなく、運動、睡眠、仕事、ストレス、生活リズムなど、さまざまな要因があります。
だからこそ、けやきでは医師だけで治療を完結させません。
医師 × 管理栄養士 × 看護師 × 健康運動指導士
それぞれの専門性を生かして、一人ひとりの生活を支えます。

身体の状態を医学的に評価する。
食事を整える。
身体を動かす。
日々の生活を振り返る。
そして必要な方には、薬物療法も適切に組み合わせる。
「薬を使うか、生活習慣を改善するか」の二者択一ではなく、必要に応じて両方を組み合わせる。
それが、私たちの考え方です。
脳を診る。そして、脳を守る。
頭痛やしびれ、もの忘れを診る。
MRIで脳の病気を早期に発見する。
脳卒中後の生活をリハビリテーションで支える。
血圧、血糖、脂質などを管理して、脳卒中を予防する。
そして今回、そこに「肥満への医学的なアプローチ」を加えます。
これは、けやきがまったく新しい領域の医療を始めるというよりも、
これまで取り組んできた予防医療を、さらに一歩進めるための取り組みです。
病気を見つけること。
病気を治療すること。
病気から回復すること。
そして、病気を予防すること。
そのすべてを通して、
一人ひとりが、できるだけ長く健康に、自分らしく生活できるように支える。
それが、けやき脳神経リハビリクリニックが目指している医療です。
痩せる、その先の健康へ。
薬だけに頼らない。
一人で頑張らせない。
けやき脳神経リハビリクリニックは、これまで取り組んできた予防医療をさらに充実させるため、メディカルダイエット外来を始めます。