目黒区もの忘れ検診のご案内|当院は実施医療機関です【必要に応じ保険診療でMRI検査にも対応】

「最近もの忘れが増えた気がする」
「家族から同じ話を何度もしていると言われる」
「年齢のせいなのか、認知症なのか心配…」
このような不安を感じたことはありませんか。
当院は、「目黒区もの忘れ検診」の実施医療機関です。
目黒区もの忘れ検診は、認知機能の低下を早期に発見し、必要な医療や介護につなげることを目的とした検診です。
なお、もの忘れ検診では通常MRI検査は行いません。
当院では、検診の結果や診察の内容から、より詳しい検査が必要と判断した場合には、保険診療でMRIの画像検査を追加し、認知症だけでなく、脳梗塞や慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など、治療可能な脳の病気が隠れていないかも含めて総合的に評価可能です。
この記事では、目黒区もの忘れ検診の対象者や検査内容、受診の流れについてご案内します。
当院では目黒区もの忘れ検診を実施しています
目黒区もの忘れ検診は、認知機能低下を早期に発見し、認知症の予防や適切な医療・介護支援につなげることを目的とした区の検診事業です。
対象となる方には受診券が送付され、目黒区の実施医療機関で受診できます。
当院でも目黒区もの忘れ検診を実施しております。
対象者(令和8年度)
目黒区在住で、令和8年度中に
- 61歳
- 64歳
- 67歳
- 70歳
- 73歳
- 76歳
- 79歳
になる方が対象です。
費用
対象者は無料で受診できます。
ただし、診察の結果、MRIなどの追加検査が必要と判断された場合は、保険診療として行います。
もの忘れ検診ではどのような検査を行うの?

※もの忘れ検診には通常MRI検査は含まれていません。診察の結果、必要と判断した場合に追加検査をご案内します。
「もの忘れ検診」と聞くと、
- MRIを撮るの?
- 痛い検査なの?
- 難しい検査なの?
と心配される方もいます。
実際には、主に
- 問診
- 認知機能検査
によって認知機能の状態を確認します。
通常、もの忘れ検診にMRI検査は含まれていません。
問診ではどのようなことを確認するの?
もの忘れ検診では、現在気になっている症状や日常生活の様子などについて、医師が問診を行います。
問診の内容は症状や医療機関によって異なりますが、例えば次のようなことをお聞きすることがあります。
- いつ頃からもの忘れが気になり始めたか
- 日常生活で困っていること
- ご家族が感じている変化
- 持病や内服しているお薬
- 睡眠や生活習慣
- 転倒や頭部打撲の有無 など
また、症状によっては、
- 歩きにくさ
- 頭痛
- 手足の麻痺やしびれ
などについて確認することもあります。
脳神経外科では、認知症だけでなく、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症、脳梗塞など、もの忘れと似た症状を起こす病気が隠れていないかという視点も大切に診察しています。
認知機能検査では何を調べる?
代表的な検査には
- 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
- MMSE(Mini-Mental State Examination)
があります。
これらは単なる記憶力テストではなく、
- 記憶
- 見当識
- 注意力
- 計算
- 言語
- 理解力
- 判断力
などを総合的に評価する検査です。検査時間は10~15分程度です。
脳神経外科では点数だけではなく、
- 会話の様子
- 反応の速さ
- 理解の仕方
- 注意力
なども診断の参考にしています。
軽度認知障害(MCI)とは?
もの忘れ検診では、軽度認知障害(MCI)の早期発見も重要な目的の一つです。
MCIとは、加齢によるもの忘れと認知症の中間段階で、日常生活はほぼ自立しているものの、認知機能に軽度の低下がみられる状態です。
すべての方が認知症へ進行するわけではなく、早期発見と適切な対応によって進行を抑えられる可能性があります。
「もの忘れ」と「認知症」は違います
加齢によるもの忘れでは
- 忘れたことを自覚している
- ヒントがあれば思い出せる
ことが多くみられます。
一方、認知症では
- 同じことを繰り返し聞く
- 約束そのものを忘れる
- 忘れている自覚が乏しい
- 日常生活に支障が出る
などの特徴があります。
初期には区別が難しいこともあるため、気になる症状があれば早めの相談が大切です。

当院では必要に応じてMRIなどの追加検査をご案内しています
目黒区もの忘れ検診には、通常MRI検査は含まれていません。
しかし診察の結果、
- 急に症状が悪化した
- 頭痛を伴う
- 歩きにくくなった
- 転倒後から様子がおかしい
- 手足の麻痺やしびれがある
- 性格が急に変わった
などの場合には、原因を詳しく調べるため、保険診療でMRIの画像検査を追加でご案内することがあります。
MRIは認知症そのものを診断する検査ではなく、認知症と似た症状を起こす治療可能な脳の病気を見逃さないために重要な検査です。
MRIで確認できる主な病気
必要に応じてMRIを行うことで、
- 脳萎縮
- 脳梗塞
- 微小出血
- 慢性硬膜下血腫
- 正常圧水頭症
- 脳腫瘍
などを確認できることがあります。
正常圧水頭症は治療によって改善が期待できる病気です
正常圧水頭症とは、脳脊髄液(脳や脊髄の周りを流れる液体)の流れが悪くなることで脳室が拡大し、歩行障害やもの忘れなどの症状が現れる病気です。
高齢になると「年齢のせい」と思われやすい病気ですが、適切な診断と治療によって症状の改善が期待できる場合があります。
代表的な症状は、
- 歩きにくい
- 尿失禁
- もの忘れ
の3つです。
MRIでは脳室の拡大などの特徴的な所見を確認することがあります。

慢性硬膜下血腫は、軽い転倒や頭をぶつけた後に起こることがある病気です
慢性硬膜下血腫とは、頭をぶつけた際に脳を包む膜の下へ少しずつ血液がたまり、数週間から1〜2か月ほど経って症状が現れる病気です。
高齢になると、「転んだことを覚えていない」「ぶつけたけれど大したことはなかった」というような、ごく軽い転倒や頭部打撲がきっかけとなることも少なくありません。
そのため、ご本人やご家族が頭をぶつけたことと症状を結び付けられず、「年齢のせい」「認知症ではないか」と考えて受診されることもあります。
主な症状には、
- もの忘れや反応が鈍くなる
- ぼーっとしていることが増える
- 歩きにくくなる
- 転びやすくなる
- 片側の手足が動かしにくい
- 性格や表情が変わる
などがあります。
MRIやCTで診断できます。
治療は血腫の大きさや症状によって異なり、経過観察でよい場合もあれば、症状がある場合には手術が必要となることもあります。適切な診断と治療によって改善が期待できる病気です。
「最近様子がおかしい」と感じたときに、数週間から1〜2か月以内の転倒や頭部打撲がなかったかを振り返ることも大切です。

ご家族が気づく変化も大切です
ご本人よりも、ご家族が異変に気づくことは少なくありません。
例えば、
- 同じ話を何度もする
- 財布や鍵をなくす
- 薬の管理が難しくなった
- 料理の段取りが悪くなった
- 怒りっぽくなった
などの変化があれば、一度相談することをおすすめします。
よくある質問
もの忘れ検診だけで認知症は分かりますか?
認知機能低下の可能性を評価する検診です。必要に応じて追加検査をご案内することがあります。
もの忘れ検診でMRIは受けられますか?
通常、もの忘れ検診にはMRI検査は含まれていません。
診察の結果、詳しい検査が必要と判断した場合には、保険診療でMRIやCTなどの画像検査を追加で行うことがあります。
当院からのご案内
当院は、目黒区もの忘れ検診の実施医療機関です。
検診では、問診と認知機能検査を行い、認知機能の状態を確認します。
検診自体にMRI検査は含まれていません。
一方で、診察の結果、詳しい検査が必要と判断した場合には、保険診療でMRIなどの画像検査を追加し、認知症だけでなく、脳梗塞や慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など、治療可能な病気が隠れていないかも含めて総合的に評価しています。
「年齢のせいかもしれない」と感じるような軽いもの忘れでも、早めに相談することで適切な診断や治療につながる場合があります。
もの忘れが気になる方や、ご家族の変化が心配な方は、お気軽に当院までご相談ください。
クリニック情報
けやき脳神経リハビリクリニック
院長:林 祥史(・日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・日本脳血管内治療学会認定 脳血管内治療専門医)
所在地:東京都目黒区下目黒2-14-13下目黒HAPPYビル1~3階(受付2階)
診療科目:脳神経外科・リハビリテーション科・内科
検査設備:MRI、レントゲン、超音波など
公式サイト:https://keyaki-nrc.com/
院長プロフィール
監修:林 祥史 院長
私立灘高校卒/東京大学医学部医学科卒
けやき脳神経リハビリクリニック 院長
資格・所属学会
【資格】 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医、日本脳血管内治療学会認定 脳血管内治療専門医
【所属学会】 日本脳神経外科学会、日本脳血管内治療学会、日本脳卒中学会、日本リハビリテーション医学会、日本頭痛学会、日本めまい平衡医学会、American Academy of Family Physicians、Cambodian Medical Association