新しく、舌圧測定器を導入しました!

皆さんは、「舌の力」を測ったことはありますか?
実は、舌は「話すこと(発音・呂律(ろれつ))」だけでなく、「食べること(嚥下)」にも深く関わっている、とても大切な役割を担っています。
舌圧が低下すると・・・
・呂律(ろれつ)が回りにくくなる
・はっきり発音しづらくなる
・食べ物を飲み込みにくい、むせやすい
・食べこぼしが増える
といった症状につながることがあります。
そこで、当院ではこの度、舌圧測定器を導入いたしました。
舌圧測定器とは?

舌圧測定器は、舌の力(舌圧)を数値で測定できる検査機器です。
舌の筋力を客観的に評価できるため、
・飲み込みづらさの原因は舌の力なのか
・呂律(ろれつ)の回りにくさに影響しているのか(構音障害についてのブログはこちら)
・リハビリでどれくらい改善したのか
を確認することができます。(文献はこちら)
測定方法はとても簡単です。
専用のプローブ(風船上の部分)を口に入れ、舌で上顎に向かって数秒間押しつぶします。
痛みはなく、短時間で測定できるため、安心して受けていただけます。

年代別の最大舌圧基準値
| 成人男性(20~59歳) | 45±10 |
| 成人女性(20~59歳) | 37±9 |
| 60歳代(60~69歳) | 38±9 |
| 70歳以上 | 32±9 |
(kPa)
30kPa未満:口腔機能低下症疑い
20kPa未満:サルコペニアの摂食嚥下障害の診断における舌圧のカットオフ値
舌圧は、加齢とともに少しずつ低下する傾向があります。
一方で、年齢だけでなく、脳卒中や神経疾患、サルコペニア(加齢による筋力低下)などの影響で大きく低下することもあります。
※舌圧は年齢や性別だけでなく、全身状態や病気の影響も受けるため、数値だけで判断するのではなく、症状や飲み込みの状態と合わせて評価することが大切です。
舌圧と嚥下障害の関係

舌は「食べること」に欠かせない筋肉です。
食べ物を口に入れてから飲み込むまで、舌は何度も動きながら食事をサポートしています。
舌圧が弱くなると、食べ物をうまくまとめられなかったり、喉へ送り込みにくくなったりするため、飲み込みずらさや、むせの原因になることがあります。
このように、舌圧は「食べる力」を支える重要な機能なのです!
当院でのリハビリ
当院では、言語聴覚士が舌圧測定を行い、数値だけではなく、実際の飲み込みの状態や食事の様子も含めて総合的に評価し、一人一人に合わせたリハビリを行っています。(リハビリテーション科案内はこちら)
「最近むせるようになった」「食事に時間がかかる」「飲み込みに不安がある」と感じる方は、舌の力が落ちているのかもしれません。気になる様子がある場合は、お気軽にご相談ください♪(お問い合わせはこちら)