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【募集開始】脳卒中片麻痺に対するリハビリ・臨床推論を“実践”で学ぶ勉強会

― 脳卒中片麻痺に対するリハビリの臨床力を高めたい方へ ―
只今、勉強会の参加募集しております

脳卒中片麻痺に対するリハビリを“その場で考え、実践する”勉強会

2026年2月11日(水・祝)

会場:けやき脳神経リハビリクリニック

テーマ:臨床推論実践2

勉強会では、脳卒中(脳梗塞・脳出血等)後遺症のある方にご協力いただき、参加者と講師が一緒に実際のリハビリを行う“実践型・参加型”の勉強会となります

以前、8月11日(月・祝)に当クリニックで開催した臨床推論実践勉強会の"第2段"となります

この勉強会の特徴 なぜ「臨床推論」が大切か?

1:評価 → 仮説 → 介入 → 再評価(変化の確認)

リハビリの現場でとても大切にしているのが、「臨床推論」という考え方です。

臨床推論とは?

「こうしたら楽に動けるかもしれない」という予想を立てて、実際に試してみることです

人の体や動きには、一人ひとり違いがあります
同じ病名でも、生活背景、身体能力も一人ひとり異なり、困っていることや原因は同じとは限りません

だからこそ、
「なぜこの動きが大変なのか?」
「どこを整えると動きやすくなるのか?」
を考えながら、予測を立て、リハビリを進めていきます。

その予測が合っているかを確かめるために、
少し支え方を変えたり、動かし方を工夫したりします

もし変化があれば、その予測は「合っていた」ということ
変化がなければ、「別の原因があるかもしれない」と考え直します

このように、考えて・試して・確かめることを繰り返していきます

2:脳卒中(脳梗塞・脳出血等)リハビリにおける臨床推論が大切

脳神経科学の発展

脳神経科学の発展は、近年めざましいものがあります
脳の働きや回復の仕組みが少しずつ明らかになり、それに伴い、脳卒中リハビリの考え方も大きく進化してきました

脳卒中は、どの脳の部位が障害されたかによって、現れる症状や動きの問題が大きく異なります
同じ「脳卒中(脳梗塞・脳出血等)」という診断名であっても、歩きにくさ、手の使いづらさ、姿勢の不安定さなど、その現れ方は一人ひとり違います

脳卒中リハビリでは、脳がどのように情報を処理し、体を動かしているのかを理解することが重要になります

・脳や神経の働きを理解する神経科学

・動きや姿勢、力の使い方を分析する運動科学

これらの知見を組み合わせながら、その方に合った関わり方を考えていきます

脳卒中(脳梗塞・脳出血等)リハビリは、ただ筋力を鍛えるだけではなく、
脳がどう学び直し、どう動きを再獲得していくかを大切にするリハビリです

3:教科書や座学では得られない経験

Individual:個別性

育ってきた環境、これまでの生活(環境)、仕事や趣味、ご家族との関わり方や、これから送りたい暮らし(課題)さらには、身体のつくりや動きのクセ、性格や考え方(個人)まで、同じ人は誰一人としていません

・Environment 環境
・Task 課題
・Individual 個人

こうした背景を丁寧に伺いながら、その方に合ったリハビリを一緒に考えていきます

マニュアル通りのリハビリだけでは、「その人らしい動き」にはなかなか近づけません

私たちは、その人らしい生活に寄り添い、チャレンジしてくことを目指していますChallenge spirits

脳卒中リハビリ × 臨床推論 こんな方におすすめ

• 脳卒中リハビリで評価と介入に迷うことが多い

• 動きは見ているが、「なぜそうなるか」を説明できない

• 臨床推論を実践レベルで学び直したい

• Bobath Concept(ボバースコンセプト)・神経リハビリに興味がある

• 若手指導・後輩教育に悩んでいる

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方はもちろん、神経リハビリに関心のあるすべての方におすすめです

今回、国際ボバースインストラクター2名のコラボ企画です

【 大槻 暁先生  】

Rehabilitation S•Studio代表であり、 IBITA(国際ボバース講習会講師会議)認定、Bobath Basic Course Instructorの大槻暁先生が講師として参加されます

院長ブログにも掲載されていますので、過去のブログをご確認ください

【 福富 利之先生 】

脳と身体のリハビリテーションふくりは代表であり、IBITA(国際ボバース講習会講師会議)認定、Bobath Basic Course Instructorの福富利之先生が講師として参加されます

2名のボバースインストラクターの視点・臨床経験が交わることで、臨床推論の幅と深さをより実感できる内容となっています

臨床が変わると、リハビリが変わる

「評価はしているつもり」

「介入しているけれど、確信が持てない」

そんな日々の臨床に、

“考え方の軸”をつくる一日

明日からのリハビリが変わるヒントを、ぜひこの勉強会で持ち帰ってください

ご興味のある方は、お申し込みをこちらからお願い致します