身体の中の司令塔
2024.11.24
11月23日は「勤労感謝の日」でした。働く人に感謝を忘れずにいたいと思っている、作業療法士の伊藤です。
私たちの身体も、生まれてから今の瞬間まで、休むことなく働いてくれています。眠っている間も、血液を作ったり、体中に栄養を運んだり、老廃物(体のゴミ)を集めたり…24時間働いています。自分の身体にも感謝しないといけませんね。
さてみなさん、身体の働きを中心になって行っている司令塔は、どこでしょうか?
「休みなく働いてる、心臓かな?」
「息が止まったら生きていられないから、肺かな?」
「腎臓も休まず働いてるって聞くな~」
など、どれも身体の働きに重要ですよね。でも、それらの働きを指令している指令本部が人の身体にはあります。
それは「脳」なんです!
脳は、大脳、小脳、脳幹、と大きく三つに分けられます。大脳は人体の司令塔と言われており、精神や肉体の活動を制御する最高中枢です。小脳は身体の平衡感覚や姿勢、運動の調整を行っており、運動学習・バランス調整の中枢です。脳幹は呼吸や睡眠、心拍数など、生命活動の中枢です。
脳のどこに故障(病気)が出ても、私たちの身体は普通に活動できなくなってしまいます。脳ってすごいですね。
そんな働き者の脳ですが、身体の健康診断は行っても、脳の健康診断はなかなか行う機会がないのではないでしょうか?脳も、健康診断を行うことで、病気の早期発見や予防を行うことができます。当院でも、脳ドックを行っており、また、MRIを撮るだけでも脳に異常がないかが分かります。
脳に感謝すると共に、脳の健康診断も行っておきましょう。