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なぜ脳は小指を無視するのか?痛みで気づかせる小指の抵抗

2024.11.13

こんにちは。放射線技師の渡邊です。実は先日、またやってしまいました。右足の小指をダイニングテーブルの脚に思いきりぶつけて、しばらくその場で動けず悶絶する羽目に。小指をぶつけたときのあの鋭い痛み…本当に言葉にできないですよね。

これまでにも何度も「小指アタック」を経験してきましたが、そのたびに「どうしてこんなに痛いのか」と思わずにはいられません。私は仕事柄、レントゲンを撮る機会が多いのですが、小指をぶつけたことが原因で骨折した方も珍しくありません。どうしてこんなに小指はぶつかりやすいのか、気になって調べてみました。どうやら、ただの不注意だけではないらしいんです。

脳が小指を無視している?

実は、足の小指をぶつけやすい原因のひとつは、私たちの「脳」が小指の存在をあまり意識していないことにあるそうです。普段、ほとんど意識しないせいで、実際の位置と脳が「ここだ」と思っている位置にズレが生じやすいのです。そのせいで、小指がちょうど危険ゾーンにあることに気づかず、思いがけずぶつけてしまうわけです。

さらに、足の小指は「脳から一番遠い場所」に位置しています。日常生活で小指を意識的に動かすことなんてほとんどありませんよね。その結果、脳からの「動け!」という指令を伝える運動神経や「痛いよ!」と伝える感覚神経も少し衰えがちになるのです。つまり、小指は、脳に存在を忘れられがちな「はぐれもの」ともいえるんですね。

小指をぶつけないためにできること

さて、どうすれば小指をぶつけずにすむのでしょう?その答えは意外とシンプルで、「小指を意識的に触ること」だそうです。「ここが小指だよ」とこまめに触って脳に認識させると、脳と小指のつながりが強化されるんだとか。これによって、小指の位置感覚が改善され、ぶつける頻度も減らせるかもしれないそうです。

ふと気が緩んだ瞬間に、つい足の小指をぶつけてしまうのは誰にでもあること。でも、ちょっとだけ小指に気を配ってみるだけで、あの痛みを回避できるかもしれません。日々の生活の中で小指に少し意識を向けてみませんか?小指もきっと「ありがとう」と喜んでくれるはずですよ。