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閉所恐怖症 脳ドック 〜不安に寄り添う、新しい選択肢〜

2025.05.30 ブログ

脳ドックMRIを受けたいけど、狭い空間が苦手で不安

MRI検査に強い恐怖心を抱いてしまったことはありませんか。
私自身も、検査中に恐怖を感じてブザーを押して中止した経験があります。

「狭い空間に閉じ込められたらどうしよう」「心臓がドキドキして呼吸が苦しくなったらどうしよう」
そのような不安が頭をよぎり、体は拒絶反応を起こしてしまうかもしれません。

一般的な脳ドックの注意事項には「閉所恐怖症の方は検査を受けられない」と記載されていることもあります。
それは、私を含め、狭いところが苦手な方にとって「やっぱり自分は無理なのかも」と一歩引いてしまう原因になっているのではないでしょうか。

でも、「狭いところが苦手だから受けられない」ではなく、「狭いところが苦手だけど受けてみよう」と思っていただけるような場でありたい。その思いが、このプランを立ち上げるきっかけとなりました。

苦手…だけど「できた!」

このような感覚は、子供の好き嫌いに少し似ているように感じることがあります。
たとえば、人参が苦手な子でも、ママの作ったカレーに入っている人参なら食べられることがありますよね。
それは「苦手なものそのもの」ではなく、「苦手でも食べられる工夫」があるから。
そして、ママが作ったという安心感信頼感があるからこそ。
当院のMRI検査も、これと同じです。

「他ではダメだった…」「MRIは苦手…」
でも、「けやきのMRIなら」「この環境なら」「このクリニックでなら」と、
そう思ってもらえる場所をつくることを、私たちは目指しています。

閉所恐怖症とMRI検査、なぜつらいのか

MRIの筒状の狭い空間は、閉所恐怖症の方にとってはまさに試練の場所と言えるでしょう。

「息苦しい」「音が大きくて不安になる」「何分もじっとしているのがつらい」

このような声を多く耳にします。

想像してみてください。

筒状の空間に入り、音が響き渡る中で、じっとしている時間。

「動いてはいけない」「この音は何だろう」と少しずつ緊張が高まる。

そのとき、もし不安や息苦しさを感じても、安心して助けを求められる場所だったら、どうでしょうか?

無理をして検査を我慢すると、その恐怖や不安はますます大きくなってしまいます。

真剣に取り組む「閉所恐怖症対応 脳ドック」

こうした課題に向き合いたいと思い、このプランを立ち上げました。
無理に「我慢しなさい」と言うのではなく、恐怖に寄り添い、少しずつ「できた!」という体験を積み重ねられる場所にしたいと考えています。

そして、当院ではMRI検査を担当している技師自身も閉所恐怖症です。
自分自身の体験をもとに、患者さまの不安や気持ちを誰よりも理解し、寄り添うことを心がけています。

「怖くても、ここなら受けてみたい」
そう思っていただけるように、院長はじめスタッフ全員が真剣に考え、手を取り合っています。

あなたの気持ちを大切にする脳ドックMRI検査

もし検査中に不安が襲ってきたら、どのように対処しますか?

「我慢しなければ」と思うのが一般的かもしれませんが、ここでは違います。

息苦しさや動悸、手の震えなど、そのようなときは遠慮なくお伝えください。

必要であれば、一旦検査を止めて休憩したり、検査のスピードを調整したりします。
あなたのペースに合わせて進めていきます。

「怖いけど、ここならできそう」
そのような気持ちを、少しずつ増やしていきましょう。

脳ドックをあきらめないでください

脳ドックにおけるMRIは、健康維持に大切な検査のひとつです。
そして、不安や恐怖に寄り添う方法も、きっとあります。
検査が終わり、結果を手にしたときの安心感や、
「やっと受けられた」という小さな自信を、一緒に目指していきましょう。


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