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最近むせる…それって年齢のせい?

2026.09.17 ブログ

~「歳だから仕方ない」と思っていませんか?~

最近こんなことはありませんか?

・お茶やお水でよくむせる

・食事中に咳き込むことが増えた

・錠剤が飲みにくくなった

・食事に時間がかかるようになった

・食後に声がガラガラする

・「飲み込みにくいな」と感じることが増えた

そのむせは飲み込みの機能(嚥下機能)が低下しているサインかもしれません。

年齢とともに飲み込む力は低下する?

「最近階段が少しキツくなった」「昔より体力が落ちたな…」

そう感じることはありませんか?

年齢を重ねると、脚や腕の筋力が少しずつ低下するように、飲み込みに必要な筋肉も少しずつ衰えていきます。

飲み込む動作には舌や頬、喉など多くの筋肉が関わっています。

これらの筋肉の働きが弱くなると、食べ物や飲み物をスムーズに飲み込みにくくなり、「むせ」が起こりやすくなります。

また、加齢によって、飲み込みの反射が遅くなったり、唾液の分泌が減ったりすることも、飲み込みに影響を与えます。

しかし、脚の筋力が運動によって維持・改善できるように、飲み込みの機能も適切なリハビリやトレーニングで維持・改善が期待できる場合があります。文献はこちら

むせは身体からのサイン

むせるということは

「気管に入りそうだから咳で追い出そう!」という身体の防御反応です。

つまり、むせは悪いものではなく、身体が自分を守ってくれているサインです。

一方で、むせる回数が増えたり、毎日のようにむせが続いたりする場合は「誤嚥(ごえん)」の可能性がありますので、一度、専門家で飲み込みの状態を確認することをおすすめします。

 ※「誤嚥(ごえん)」とは:本来は食道へ流れるはずの食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管に入ってしまうことを言います。


実は、もっと注意したいのが、「むせない誤嚥(不顕性誤嚥(ふけんせいごえん))」です。

飲み物や唾液が気管に入っても咳が出ないため、自分では気づきません。

その結果、知らないうちに誤嚥を繰り返し、誤嚥性肺炎に繋がることがあります。

そのため、「むせない=安全」とは限らないのです。

★むせは加齢だけでなく、以下のような原因でも起こります。

・脳梗塞、脳出血

・パーキンソン病などの神経疾患

・認知症・筋力の低下(サルコペニア)

・お口の乾燥

・歯や入れ歯が合っていない

・首や喉の病気

原因によっても、必要な対応は変わります。

言語聴覚士のリハビリで改善が期待できることも

言語聴覚士は飲み込み(嚥下)のスペシャリストです。

飲み込み(嚥下)の機能に対して、適切な評価を行い、その方に合ったリハビリを専門的に行います。

例えば

・舌や口唇、頬の運動

・飲み込みの練習

・呼吸や咳を強くするトレーニング

・食べる姿勢の調整

・食形態の工夫

・ご家庭でできるセルフケアの指導

など、その方に合った方法を一緒に考えながら進めることで、飲み込みやすさの改善や誤嚥の予防が期待できます。

最後に

「最近むせるようになった」

それは単なる年齢の変化ではなく、飲み込みの機能が低下しているサインかもしれません。

早めに評価を受けることで、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の予防や、安全に食事を続けることに繋がります。

当院では、言語聴覚士が飲み込みの評価・リハビリを行っています。(外来リハビリのご案内はこちら

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