【勉強会開催報告】臨床推論実践編 2nd を開催致しました

昨年2025年8月11日(月・祝)に当クリニックで開催した臨床推論実践勉強会の"第2段"となります
今回の勉強会でも、脳卒中(脳梗塞・脳出血等)後遺症のある方6名にご協力いただき、参加者と講師が一緒に実際のリハビリを行う“実践型・参加型”の勉強会でした
脳卒中片麻痺に対するリハビリを“その場で考え、実践する”勉強会
臨床推論能力と実践力
患者さんの「動き」や「反応」を丁寧に観察・評価することからリハビリを始めます
そこから見えてきた現象を深く分析・解釈し、一人ひとりに合わせたセラピー(介入)を行います
さらに、介入後の変化をもう一度評価し、
評価→分析 ・ 解釈 → 介入 → 再評価
このサイクルを何度も繰り返しながら
- いま困っていること(問題点)
- その方が本来もっている力(潜在能力)
- 目指したい生活や動作(機能的目標)
を少しずつ明確にしていきます
こうした複合的で丁寧なプロセスを大切にしながら、
「できること」を増やし、「その人らしい生活」を取り戻すためのリハビリを行っています

臨床推論能力を向上するには・・・?
1 )専門的知識の蓄積
神経科学・運動科学・最新の研究知見を学び続け、国内外のエビデンスを臨床に取り入れながら、実践と理論を往復させることで専門性を高めています
2 )正常運動の分析と治療実技の練習
リハビリテーションで大切なのは、「何ができないか」だけを見るのではなく、本来、人はどのように動いているのか(正常運動)を理解することです
私たちは、立ち上がり・歩行・寝返り・起き上がりなど、日常生活に欠かせない動作を、
- どの関節が
- どのタイミングで
- どのような筋活動で
- どの方向に動いているのか
といった視点から細かく分析します
3 )患者の治療や症例検討などの実際場面で確認
正常な動きが分かることで、患者さんの動作の中で、
「どこがうまく働いていないのか」
「どこが代償しているのか」
が明確になります
今回、国際ボバースインストラクター2名のコラボ企画でした
【 大槻 暁先生 】

Bobath Basic Course Instructorの
大槻暁先生が講師として参加されました
【 福富 利之先生 】

日々、知識・技術・人間性の研鑽
けやき脳神経リハビリクリニックでは、
神経科学・運動科学に基づいたリハビリと、臨床推論を重視した評価・治療を大切にしています
こうした勉強会で得た知見を日々の臨床、患者さん一人ひとりに還元していきます
今後も臨床に直結する学びの場を開催していきます
ご興味のある医療・リハビリ専門職の方は、ぜひご参加ください
参考
1)新保松雄:新人教育の工夫 私はこう考えるクリニカルリーズニング能力向上の工夫 PTジャーナル 44:391, 2010
2)福富利之:勉強会 資料より 20260211