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脳ドックとは何をする検査?受けるべき理由と後悔しない選び方を解説

脳ドック 解説

「最近、物忘れが増えた気がする」「将来、脳卒中や認知症にならないか不安」 そんな悩みを抱え、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

脳ドックは、誰にでも無条件に勧められる検査ではありません。一方で、適切な人が、適切な内容で受ければ、将来への大きな安心につながる検査でもあります。

本記事は、MRIを用いた診断と脳疾患の治療に携わってきた脳神経外科の視点から、「脳ドックを受けるべきかどうか」を冷静に判断するための情報を整理したものです。

脳ドックの必要性、後悔しない選び方、そして検査結果の正しい受け止め方まで、現在公開中の専門記事も交えながら、全体像をわかりやすく解説します。

1. 脳ドックは受けるべき?「意味ない」と言われる理由と真実

「症状がないのに受けるのは無駄」「意味がない検査では?」という声を耳にすることがあります。 しかし、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)は、ある日突然、日常生活を大きく変えてしまう病気です。その多くは、発症前に自覚症状がありません。

脳ドックの最大の目的は、症状が出る前の“変化の芽”を見つけることにあります。

注意:こんな方は「予防検査」ではなく「受診」を!

以下のような症状がある場合は、脳ドック(予防)ではなく、すぐに外来を受診してください。

  • 片側のしびれや脱力
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない
  • 突然の激しい頭痛

▶ 詳しくはこちら 脳ドックは受けない方がいい?意味ない・無駄と言われる理由を検証

2. 失敗しない脳ドックの選び方|どこで受けても同じではない

脳ドックは、施設によって検査の質に差があります。違いが出るポイントは以下の通りです。

  • MRI機器の性能(磁場強度・テスラ数など)
  • 撮影プロトコル(どれだけ詳しく撮るか)
  • 誰が読影・説明を行うか(脳神経外科専門医の有無)
  • 結果後のフォロー体制(異常があった際、そのまま治療相談ができるか)

テスラ数は重要な指標ですが、それ以上に「脳を専門とする医師の読影」が重要です。

▶ 東京エリアで探している方へ 【脳ドック 東京】おすすめの選び方6選

▶ 検査内容の質を重視したい方へ 脳ドックMRIの選び方|どこも同じじゃない検査内容の違い

3. 「狭いところが怖い」閉所恐怖症の方へ

MRI検査で多い不安の一つが、「狭い空間が怖い」という問題です。 実際には、事前の丁寧な説明や検査環境への配慮によって、不安を軽減できるケースは少なくありません。

▶ 不安が強い方はこちら 閉所恐怖症でも脳ドックは受けられる?不安に寄り添う新しい選択

4. 脳ドックでは何がわかる?検査内容を正しく理解する

脳ドックでは、主にMRI・MRAを用いて、脳梗塞の痕跡や脳動脈瘤、脳の萎縮傾向などを評価します。

MRI画像の種類(T1・T2・FLAIR)とは?

結果報告書に書かれた専門用語に戸惑う方も多いですが、それぞれ「見ているポイント」が異なります。
▶ 詳しくはこちら 【MRI画像の種類(T1・T2・FLAIRなど)を解説】

認知症リスク解析(VSRAD)

近年は、AIで脳の萎縮を解析し、認知症のリスクを数値化する技術も使われています。
▶ 認知症が気になる方へ 【脳ドック×VSRAD解析】MRIでわかる認知症のサイン

5. 検査結果で「異常あり」と言われたら

脳ドック後、多くの方が不安になるのが、結果表の「異常」「所見あり」という言葉です。しかし、異常=すぐに治療や手術が必要という意味ではありません。

多くの場合は、「経過観察で問題ない所見」や「生活習慣の見直しで対応できる変化」です。重要なのは、そのリスクを専門家と一緒に整理することです。

▶ 結果の見方はこちら 脳ドック結果の『異常・所見あり』を徹底解説|再検査は必要?

6.脳ドックは不安を煽る検査ではありません

脳ドックは、将来の不安を増やすための検査ではなく、「今の脳の状態を知り、必要であれば次の一手を考えるための検査」です。

私たちは、脳ドックを誰にでも勧めるわけではなく、必要な人に、必要な情報を届けるべきだと考えています。受けるべきか迷っている方、結果の受け止め方に悩んでいる方は、一人で抱え込まず、脳を専門とする医師に相談することが、もっとも確実な近道です。

7.FAQ

脳ドックは何歳から受けるのが理想的ですか?

一般的には40歳〜50歳前後からの受診をおすすめしています。 脳血管疾患のリスクは40代から高まる傾向にあるためです。ただし、ご家族に脳卒中やクモ膜下出血を経験された方がいる場合や、高血圧・糖尿病などの持病がある方は、30代後半からの受診も検討すべきケースがあります。

脳ドックで「異常あり」と診断されたら、必ず手術になりますか?

いいえ、すぐに手術が必要になるケースはごく稀です。 多くの所見は「経過観察」や「生活習慣の改善(血圧管理など)」で対応可能です。大切なのは、見つかった異常が「治療が必要なもの」か「様子を見てよいもの」かを、脳神経外科専門医によって正しく判断することです。
参考記事: 脳ドック結果の『異常・所見あり』を徹底解説

脳ドックはどのくらいの頻度で受けるべきですか?

初回の検査で異常がなければ、2〜3年に1回程度の定期受診が目安です。 ただし、微小な病変が見つかり「経過観察」となった場合は、医師の指示に従い1年ごとの受診が必要になることもあります。ご自身の脳の状態(リスク)に合わせて適切な間隔を決めるのがベストです。

クリニック情報

けやき脳神経リハビリクリニック

院長:林 祥史(・日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・日本脳血管内治療学会認定 脳血管内治療専門医)
所在地:東京都目黒区下目黒2-14-13下目黒HAPPYビル1~3階(受付2階)
診療科目:脳神経外科・リハビリテーション科・内科
検査設備:MRI、レントゲン、超音波など
公式サイト:https://keyaki-nrc.com/